シーリング(コーキング)が剥がれたら⚠️危険大⚠️

住宅の外壁や窓廻りを
見てみると弾力のあるゴム状の
目地があちこちにあるのが
分かります。
これがシーリング
(コーキング)です。
一見大した部位ではなさそうに
見えますが実は家の防水性を
保つためにとても重要な
役割を担っています。
シーリング(コーキング)とは
建物の各所にある目地や
亀裂を埋めるための充填材です。
主に下記のタイプに分類され
主原料によって特徴が
大きく異なります。
・シリコン系
・変成シリコン系
・ウレタン系
・アクリル系
・ポリサルファイド系

一般的なホームセンターなどで
販売されているタイプがシリコン系で
DIYなどで扱ったことのある方も
いると思います。
ガラス廻りや水廻りに
使われますが上から塗装が
できないため外装ではほとんど
使われません。
外壁などに使われるのは
主に変成シリコン系やウレタン系
アクリル系で上から塗装することで
耐久性を維持します。
シーリング(コーキング)は
住宅の至るところで目に
することができます。
外壁パネルの継ぎ目や
サッシと外壁の隙間
窓ガラスの周囲や水廻りなど
様々な場所で使われるため
建築現場においてなくては
ならないものです。

特に外壁のサイディングや
ALCパネルの継ぎ目や
サッシ廻りのシーリングは
雨漏り防止だけではなく
振動や衝撃を吸収して
パネルのひびや欠損を
防ぐ役割もあります。
本来は弾性のあるシーリング剤も
紫外線や風雨に晒され続けると
だんだん表面から硬くなっていきます。
さらに劣化が進むと
表面の塗膜ごと全体的に
ひび割れてきます。
最終的には痩せて隙間が
できて剥離しそこから雨水が
浸入するため早めに処置を
しなくてはいけません。
痩せや剥離が進行すれば
最終的にはシーリングが
粘着性を失い剥がれ落ちます。

こうなると下地や躯体が
露出するため雨漏りだけではなく
深刻な問題になります。
シーリング材や必要な道具は
ホームセンターなどで安価に
購入できるためちょっとの
補修ならご自分でやる方も
いるかもしれません。
水廻りなど室内では
問題は起きにくいですが
外壁廻りだと大きな問題に
なる可能性があります。
まず選ぶ材料を間違えると
上から塗装できずに結局
全て撤去しなくてはならなくなる
可能性があります。

またプロは特殊な材料を
使って目地と外壁パネルが
べったりと接着しない
2面接着という手法を使います。
これにより温度による伸縮に
追従できるのです。
DIYではそういった処理が
難しいためすぐにひび割れて
しまうでしょう。
一見簡単そうに見える
シーリング作業も細かい工夫に
よって寿命が変わります。
是非お困りの際は一度ご相談ください。